2013年 11月 18日
サンタモリーナ教会と赤い絨毯
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HASSELBLAD 503CW CF Distagon 40mm F4.0FLE E100VS

結婚式が開かれるまでの束の間の時間。(長野県諏訪市 サンタモリーナ教会)






湖畔にある教会です。ここへは何度か来ていますが、いつ来ても、人の気配を感じません。誰も居ないことを良いことに、いつも、三脚をセッティングしたり、構図を決めたり、ピントあわせなど、シャッターを切るまでの一連の作業を非常にマイペースでのんびり行なっていました。しかし、今回は、様子が少し異なりました。まず、今まで無かった赤い絨毯が敷かれていたことです。その絨毯、少々、くたびれた感じのモノでした。そして何より決定的に違ったのは、建物の中の明かりが点灯しており、中に人の気配を感じたことです。しかし、建物周辺に人の気配が無く、ひとまず、いつものように三脚のセッティングを始めたところ、建物の脇から、三脚を持った50代くらいの男性が現われました。その三脚はとても重厚なもので、どう見ても観光の人では無く、写真撮影を仕事にする人であるとすぐに分かりました。私とその人の間には、少しだけ、物理的な距離がありましたが、「写真を撮らせてもらっています」と軽く挨拶したところ、「おっ、ハッセルブラードだね。」とこたえてくれました。正直、ハッセルブラードと発音する人に初めて逢いました^^ すると今度はどこからか、黒いチョッキを着た女性が出てきて「こんにちわ、今日は、結婚式があるんですよ。レンタサイクルが止めてありましたけど、どちらから来られたんですか?」と明るい声で話しかけられました。赤い絨毯と重厚な三脚、カメラマン風の男性、黒いチョッキを着た女性、女性から発せられた "結婚式" の一言で、これらのすべてがひとつに繋がりました。これから、ここで結婚式があると分かれば、ここは、邪魔してはいけないと思い、三脚撮影はとり止め、手持ちで数枚撮った後、すぐにこの場を去ることにしました。案の定、その後、すぐに集合写真用と思われる段付きの長椅子のようなものが教会正面に持ち込まれていました。そんな長椅子は、私にとって、写真を撮るには、いささか邪魔な存在ですが、記念すべき今日という日、新郎新婦にとって、縁の深い方々がその長椅子に並んで座わり、きっと満面の笑みで記念写真を撮られることでしょう。
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by Mutar | 2013-11-18 01:03 | Comments(0)